海外に住む日本人のお子さんが、日本語に苦手意識を持つことは少なくありません。英語の需要が高まる中、昔のように「とにかく英語を習得する」という教育方針から、今では2ヶ国語、3ヶ国語を高いレベルで身につけるお子さんも珍しくありません。私たちは、英語だけに力を入れるのではなく、母国語が日本語であるなら、どこに住んでいても幼児期からしっかりと日本語を学習することが理想だと考えています。また、日本語が第一言語のお子様にも、英語の設問で問題を挑戦することにより、ネイティブ英語の理解力に近づくことが期待できます。
しかし一番のハードルは、良質な日本語の教材をすぐに手に入れることが難しいという点です。たとえ購入できる環境であっても、1冊のドリルを終えたら次を探す、あるいは特定の単元だけに偏って学習してしまう。そんな状況を避けるために、毎日少しずつ幅広く学べるアプリを作りました。<文字・言葉>だけを学ぶのではなく、日本語で <数・量> や <知恵・知識> の問題に挑戦することも、日本語を理解・習得するうえでは大切です。
就学前のお子さんは好き嫌いがはっきりしており、続けられるかどうかは分かりません。そのため、続けられるかどうかも分からない教材に高額なお金を払うのは、親御さんの本意ではないと思います。そこで、親御さんが「教材迷子」にならず、無理のない範囲で毎日続けられる教材を提供します。そらちえラーニングの教材は、ご自宅での学習をメインに、またお出かけ先での待ち時間などには副教材としても、ご都合に合わせてご活用いただけるように開発しました。
「2ヶ国語以上を学習すると混乱する」という意見もありますが、子どもの可能性は無限であり、大人が思う以上に柔軟です。お子さんの可能性を信じて、ぜひ2ヶ国語、3ヶ国語の習得に挑戦してみてください。
世界中で暮らす日本のルーツを持つ子どもたちが、しっかりと日本語を習得できることを願っています。